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外部講師によるデジタルソリューションの実践研修

外部講師によるデジタルソリューションの実践研修

2022年7月発行 No.116 / 記事執筆:渡部

難羽康博先生による社内研修

今月のすりーびー通信の内容は外部講師をお招きした社内研修の模様をお伝えします。

外部講師はスリービー・ラボラトリーズでは恒例となりました株式会社アスパイア代表の難羽康博先生です。難羽先生に関しましては過去のすりーびー通信でもご紹介させていただきましたが、近年ではYouTubeなどでデジタルソリューションに纏わる動画投稿でもご活躍されています。

今回の社内研修では2つの目的をテーマとして取り組んでみました。

exocadソフトの新機能

まず一つ目は先日新たに取り入れたexocadソフトを『3.0 Galway』にバージョンアップをしたので新しい機能を含めて使用方法のトレーニングです。新たな機能としては歯牙(前歯・臼歯)のマテリアルが増えたことにより、個性的な歯牙の患者様にもあったデザインをより多く選択できるようになりました。また症例ごとの患者様の残存歯をミラーリングして欠損部分に当てはめていく、便利機能などもできるようになったので患者様の一口腔内を崩すことなく設計できます。

歯牙デザインの実践トレーニング

もう一つは実習者のPCに遠隔で入っていただき、歯牙デザインの添削をしながら細かな指導の下でトレーニングを行いました。デジタルならではの数値化した設計・添削も非常にわかりやすく、参加したスタッフ一同共通の認識で学べることができました。

また今回の研修の中でも興味深かったのは、IOSの臨床症例のバイトマッチングの確認とデザイントレーニング実習です。

弊社では最近の傾向として、IOSでの多数歯デザインなどの症例も多く見受けられるようになってきました。そこでやはり一番の問題点としてチェックバイトの取り方が挙げられると思います。デジタルで印象して頂いたのちワックスまたはシリコンなどで、チェックバイトを採っていただく方法では、せっかくのデジタル印象でのメリットが損なわれてしまうと思います。デジタルならではの咬合状態の確認方法、咬頭接触点のデータでのマッチングをさせる目安などディスカッションを交えながら様々な情報も得ることができた有意義な研修だったと思います。これらを基に少しでもIOS症例での咬合調整の少ない技工物を目指して取り組んで参りたいと思います。

研修成果を発揮できるよう今後ともご期待に応えられる技工物をお届けさせていただきたいと思います。

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