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デジタル技工によるテンポラリークラウン

デジタル技工によるテンポラリークラウン

2020年3月発行 No.89 / 記事執筆:島田

PMMAディスクを使用したテンポラリー

今月号はテンポラリークラウンについてお知らせさせていただきます。

昨今のデジタル技工化が益々進み弊社で製作しておりますテンポラリークラウンにおいても多様性のある受注形態となってきました。というのも医院様におかれまして口腔内スキャナーの普及によりデジタルデータで受注、デジタル加工、仕上げ完成となる製作方法でのご希望も多くなってきております。従来どおりの製作方法であるアナログ模型を複印象➜仮支台歯形成➜普通レジン(PMMA)築盛➜仕上げ完成となる流れのものと、アナログ模型(支台歯形成前もしくは支台歯形成済)➜分割作業模型➜CADデザイン➜CAM(PMMAディスク削り出し)➜仕上げ完成となる流れのテンポラリークラウンも同一料金(一律2,,000円)で製作しておりました。今回、デジタルデータでの受注が増加してきた事に伴い、①アナログ製作方法、②アナログとデジタルでの製作方法、③デジタル(IOS)での製作方法との3種類の価格設定をさせて頂きました。②と③につきましては、PMMAの専用ブロックを使用することにより従来のハンドメイド築盛と比較すると、既製素材そのものを加工することで組成にむらがなく緻密な仕上がりにすることが出来ます。アナログ模型の場合は医院様で①か②の選択ができるようになりました。

③につきましては口腔内スキャナーのデジタルデータを送信していただくだけで、デジタルテンポラリークラウンが製作できます。デジタルデータにつきましてはIOSでの技工物と同様に前歯、前歯を含むブリッジ製作時のみデジタル模型上下セットで別途ご請求させていただきます。これによりまして仮支台歯形成や顎運動は従来どおりの製作ができますのでご安心ください。

今後ともスリービー・ラボラトリーズを宜しくお願い申し上げます。

製作方法
アナログ模型から
普通レジンTEK

アナログ模型から
CAD/CAM冠TEK

デジタルデータから
CAD/CAM冠TEK
材質即重レジン流し込み(筆積み)PMMAディスク削り出しPMMAディスク削り出し
価格2,000円2,800円3,500円
模型代込み込み込み
 (前歯部は別途デジタル模型代2,000円)

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