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外部講師を招いた社内研修「CADデザインセミナー」

外部講師を招いた社内研修「CADデザインセミナー」

2021年12月発行 No.109 / 記事執筆:渡部

CADデザインの設計

今月のすりーびー通信は11月下旬に弊社内にて行われたCADデザインセミナーの紹介になります。

日本人に合ったオリジナルモデルの歯牙形態

今回の研修は前回の臼歯部のCADデザインセミナーに続き、再び難羽康博先生(現アスパイア代表)を弊社にお招きして主にCADソフトの見直しと前歯部の設計、デザイン方法を中心としたスキルアップの研修を行いました。

まず現在、弊社では2大メジャーCADソフトともいえる『excad』と『3Shape』,それらに加えて『CEREC』といった3種類のソフトを使用してCADデザインを行っております。これらの機種のライブラリーに内蔵してある歯牙形態のアナトミーの特性はさまざまであり症例に見合った使い分けをしています。日本人に合った難羽先生オリジナルモデルの歯牙形態を各機種のライブラリーに取り入れたことにより一層デザインの選択肢を増やしました。

また設計に関しては、日本人の平均サイズの歯牙から計算して形を作り排列をしていくというものでした。デジタルならではの数値化を使用した設計となります。特に4前歯や6前歯といった複数歯でのシンメトリーのバランスのとり方などを設計立てて行うことでデザイン性が向上します。そのうえでデジタルカービングなどを取り入れながら歯牙形態を整えていくというものでした。

デジタル化された現在も技工技術はとても重要

近年、CADソフトは年々改良が加えられて使いやすくなっており、歯牙形態のデザインに関してはますます完成度が高くなっているものと思われますが、その中でも『AI』を使った自動設計の機能を活かしたライブラリーはデジタルワークフローを行う上では欠かせない機能となっています。しかしながらソフトのライブラリーに内蔵してありますアナトミーの臼歯咬合面などは咬合について考慮されていない、前歯部は使えるデザインが少ないなどまだまだ改善の余地があると思われます。なかでも前歯部は単独冠からでもCADデザインはいまだ症例によっては難しく感じられます。

今回の研修でアナログでの石膏カービングと同様に、デジタルカービングというトレーニング方法も教えていただいたので、来年もデジタル・アナログ両方のトレーニングを重ねながらご期待に応えられる製品をご提供できるよう取り組んで参りたいと思います。

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