待望の保険対応！「CAD/CAM冠 前歯部」スタート

2020年9月発行 No.94 / 投稿記事：宮岡

審美性に優れたグラーデーションブロック

緊急事態宣言が発動されてから５ヶ月が経ちました。ピークは過ぎたと言われていますが、未だ収束の気配は見えず 、予断を許さない状態が続いています。

弊社では、毎日の検温提出、入室時のアルコール消毒、マスク着用等で感染防止に努めています。

さて、今月は「保険CAD/CAM冠 前歯部」についてのお知らせです。ついに今月から“前歯部”が保険適応となりました。CAD/CAM冠は、2014年4月から小臼歯のみという限定的な条件で、保険適応が開始され、2017年12月に“下顎第一大臼歯”が、2020年４月には“上顎第一大臼歯”がそれぞれ保険適応となっています。今回の前歯部の保険適応によって、ほぼ全ての部位でCAD/CAM冠を使用できることになりました。高騰を続けている12％Pdを使用するFMCの代替補綴物として、需要は大きいと思います。ただし保険適応条件として、“単冠”であること、大臼歯（機能区分Ⅲ）の場合は“上下顎両側の第二大臼歯が全て残存”となっていますのでご注意ください。また、機能区分「Ⅲ」と「Ⅳ」に関しては、ロット番号を記載した文書（シール等）の保管が義務付けられています。弊社では指示書にシールを付けてご納品しておりますので、無くさずに保管してください。

前歯部の材料は、切端色、中間色、歯頚部色を含む複数の色調を積層したグラデーションブロックのため、臼歯部の材料より審美性に優れています。また、シェードはA1、A2、A3、A3.5、B1、B2からご指定頂けます。

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