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ジルコニア研磨のおすすめのバーは?研磨手順紹介

ジルコニア研磨のおすすめのバーは?研磨手順紹介

2020年5月発行 No.91 / 記事執筆:渡部

ジルコニア研磨手順

弊社では調整のない補綴物を心掛けて製作に取り組んでいますが、ジルコニアをチェアサイドにて調整される場合のその後の研磨について問い合わせがございます。

調整後の傷がなかなか消えない、艶が出てこない、使用ポイントは何かなど。このような様々な質問に対して簡単ではございますがラボサイドの研磨の手順、使用ポイントなどをご参考までに紹介させていただきます。

荒研磨

まずダイヤモンドバーなどで調整された場合、カーボランダムポイントで粗めのキズを消すように調整していきます。

カーボランダムポイントは粒子が細かいモノがおすすめです。

参考弊社使用ポイント

カーボランダムNo44、No20、No13

カーボランダムNo44

中研磨

その後、カーボランダムポイントで調整された箇所をまたキズを消すように粒子の粗めのシリコンポイントにて調整していきます。

参考弊社使用ポイント

コメット マルチセラミックポリッシャー(中研磨用)

マルチセラミックポリッシャー

シリコンポイントハード

シリコンポイントハード

仕上げ研磨

シリコンポイントにて調整面を整えた後、ロビンソンブラシとジルコニア専用研磨剤にて仕上げの研磨を行います。

参考弊社使用ポイント

buffalo ロビンソンブラNo11

ロビンソンブラNo11

研磨剤 ジルコポル 30g

ジルコポル

コメット マルチセラミックポリッシャー(仕上げ研磨用)

マルチセラミックポリッシャー

研磨の注意点

 エンジンの回転速度は高速回転になりますと削合効率が落ちてしまうことや研磨剤が焼き付いてしまうことがあります。またマイクロクラックの原因にもなり、破折につながる恐れもありますのでいずれの工程も回転速度は15000rpm~20000rpmを目安に行っています。

 ご紹介させていただきました研磨材料に関しましては弊社が使用しているごく一部の商品であります。新商品なども次々と各メーカーから販売されておりますのでそちらに関してはメーカーに直接お問合せください。            

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